21歳に際してのいくつかの反省

(1)

21歳になりました。

 


(2)

この1年間は精神的にかなり病んでいた時期もありましたが、なんとかなりました。

 

もうこれ以上命を無駄にしたくないし、これを乗り越えないと次に進むこともできないから、誕生日を機にいくつか反省をします。

 

自分は常に将来を生きています。

 


(3)

周りには優秀な方が沢山いらっしゃるから、それを見て自己評価を下げていくのが既に癖になったけど、いつかそれを辞めたいです。

 

今まではこの方法で自分を励んだり成績を出したこともあったりして、美味しい所をいっぱい味わったから、これからもこの方法でやっていこうかなと思っていました。

 

しかしそれは危険なことだと、何となく気付き始めたのです。そのままいくと、本当に評価すべき成績を仮に出したとしても、感覚が既に麻痺されているから、嬉しいという気持ちすら持てなくなるでしょう。モチベーションも下がるし、一方的に追い詰められていくだけです。

 

何を基準としているのか、人に評価されたいところは何なのか。それすら考えたこともなく、ただただ自分を否定していくのは本当に愚かなことだと、今更感じました。

 

いつか自分のことを大事に思って、自分だけを見つめて生きていけたらいいですね。

 


(4)

留学生として1人で日本で生活していく以上、言語や文化の問題は毎日のように襲ってくるし、日本人と関われば関わるほどそれが深く感じられます。思考と言葉との間には常に微妙なズレがあって、そのため、後から来た感情をどんどん貯めていくしかありません。


また、自分のアイデンティティを保つ事も大変で、国の文化と好意的な行為と個人の価値観と普遍的な道徳観が常にぶつかり合っていて、徐々に自分の「考える力」が失っていきます。


自分の考え方をどう変えればいいのかが、今後の課題です。

 


(5)

勉強に関しては、足りないところが多々ありますが、いくつか特に大事なことを自分にリマインドしたいです。

・教授の意図を詮索しない

・全体像をしっかりと把握する

・「精確な」情報を覚える

・結局、自己暗示をかけるのが一番の近道


3卒できるかどうかはともかくとして、恐らく法学研究科に進むことに変わりはないと思いますが、院に入る前に自分の惰性をどのように制御するのかが切実な課題となるでしょう。

 


(6)

この1年間では沢山失いましたが、そのおかげで何が大事なのかがはっきりと分かるようになりました。

 

面白いと思える感情、美味しいと分かる味覚、何かに対して持つ興味、それらを感じられるだけで既に十分有り難いのだと、去年までは一度も考えたことはなかったです。


来年は今より強い自分になれるよう、心から祈っています。